BIG PEAT
ファーマータナカの迷酒珍酒カクテルショートストーリー。
年の瀬だからというわけでも無く、さりとて自分にご褒美をあげる理屈も見当たらないが、吸い込まれるようにL字型の薄暗い階段を登って行く。
酒やカクテルは大抵自分で指定して飲むのが常だが、ココのマスターのお薦めは愉しみがある。
「BIG PEAT」、「すごいピート」と「ちょっと下品なアイラ島のおじさん」って感じか。案に違わず、ピート香どころか、匂い、いや臭さ、いやいや炭や煙といったほうがいい程の強烈なキック。
かのウィスキー中毒者ジム・マーレイが2011年に「Superstar whiskies that give us all a reason to live.(生きている間に出会えて良かったと思えるようなスーパースター的ウイスキー)」に選んだという話も頷ける。
生きてて良かったと思ったのは、ちょっぴりお酒が回ったせいだろうが、酒呑み男って、この単純さでもってここまで生きてきたのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム