2018年9月7日金曜日

初恋

ライブラリーシネマ。
「初恋」は、中原みすずの - 私は「府中三億円強奪事件」の実行犯だと思う - から始まる同名小説を映画化した2006年日本映画で、1968年発生の白バイ男は女子高生だったとの突飛?な設定の物語。
新宿・JAZZ喫茶・学生運動を背景に、まさしく我等の甘ったれ青春時代と同時代と、女子高生の初恋を描く。

一人孤独の中にいるみすず(宮崎あおい)が、言いようのない閉塞感の中にいる青春群像とのあやういかかわりで持つ、その存在感があまりにも切なく眩しい。

きっと人は、たった一人の他者に必要とされることで、辛うじて生きていける、いつの時代でも。







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