柿畑
筑後再認識シリーズ。
仕事柄、耳納連山の麓を車を走らせることがある。
この一帯は西日本随一の富有柿(と葡萄)の産地。
秋の柿畑でなく、春先のそれに目を付けるところがちょっと違うのである。
一見ホラー映画のイントロダクションを思わせるカット、皮は剥がれ枝のみならず大きな幹までぶった切られている。
無残といってよいほどの光景にはちゃんと意味がある。
代代、自然特に気象条件と病害虫を相手に無謀な挑戦を続ける人間に、消費者という人間(あなたを含む)が、味がどうたらこうたらと五月蠅いからである。
農産物のうち、野菜ももちろんなのだが、特に収穫までに時間を要する果物は、栽培に高度なスキルが必要だ。
野菜でも果菜と呼ばれるトマトなどの実のなる野菜は、脇芽取り・誘引・整枝・下葉処理・摘果・防除・収穫適期の判断など膨大な手間がかかるが、果樹はそれ以上と聞いている。
食に対する謙虚さと感謝の念が必要だ。
(安い赤ワインを飲みながら、こりゃああんまり美味くないなあとか思ってすいません、反省😢)
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