月の満ち欠け
初映画は「月の満ち欠け」。
2017年第157回直木賞受賞佐藤正午による同名ベストセラー小説を、大泉洋主演、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウの共演、廣木隆一監督のメガホンにより映画化。
「生まれ変わっても、あなたに逢いたい。」
人は何度も生まれ変わるという輪廻転生がこの物語を貫くモチーフ、ライトノベルなどによくある仕掛けなのだろうが、一味違った。
ネット上にも生まれ変わりの相関図があふれていて、凡人には解説が必要か。
幸せ過ぎる前半のシーンから一転、過ぎし日々が幾重にも重なり見方によっては戦慄さえ感じる、「瑠璃」という女性の月の満ち欠けのような、落涙の数奇な愛の軌跡の物語。
影のある人妻役の有村架純がいい味出してた。(例によって映画評はいつもココ😘)
「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは樹木のように、死んで種子を残す、自分は死んでも、子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。そういう伝説がある。死の起源をめぐる有名な伝説。(中略)人間の祖先は、樹木のような死を選び取ってしまったんだね。でも、もしあたしに選択権があるなら、月のように死ぬほうを選ぶよ。月が満ちて欠けるように。」(同名小説より)
1月2日はカミさんの誕生日、それにしても彼女は何時も小説を先に読んでやがる。
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