2023年10月29日日曜日

転倒

東京に行ってる間の前後5日間、見守りのため同居している母を一人置いておくわけにはいかないので、レスパイト入院(介護保険ではなく医療保険による病院でのショートステイの仕組み)してもらっていた。

そこから退院した時の母の弁、( )は私の心の声。
「もう入院はしない。」(入院はあなた一人で決めるものではない)
「病院食がまずい。」(きちんと3食食べられない人もいる、体のため減塩やカロリー計算されている)
「看護師さんがちっとも見に来ない。」(最低でも3回は来てるはず、病気で入院しているのではない)
「トイレに行くのに一々ボタンを押して看護師さんを呼ぶのが面倒。」(まさしくその時の転倒防止のために入院させてもらっている)

ところが退院の次の日、ドスンという音と何やら私を呼ぶ声。
急いで居間に降りていくと床に倒れてアイタタタタタ…と唸っている。

転倒!!!!!

後ろ向きに転倒して、背中からガラス戸にぶつかり、反動で前のめりに倒れたらしい。
ガラスは放射状に無残に割れて破片も飛び散っていた。

この後のすったもんだもグチグチ書きたいところだがまとめると、

訪看ステーション・在宅医療機関へ相談→看護師来訪→救急車→聖マリヤ救急病院→診療→入院拒否のため説得→受入病院探し→介護タクシー待ち→入院先へ搬送→診察→入院手続→自宅に戻り入院荷物準備→病院に届け
で、凡そ10時間かかった。

転倒は今までも何回かやっていて大事には至ってなく、幸い今回も骨折はないようだが、超高齢者でもあり再検査が必要との事。
知人(の妹さん)も自宅介護しているのに転倒させて入院になり、責任を感じて落ち込んであったと聞いた。

ずっと家にいたい(家で死にたい)と宣う母から、「イタイ、イタイ」と電話があった。
そのうち、あれ持って来いこれ持って来い、そしてもう家に帰ると、電話があるだろう。


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