認知機能検査
認知機能検査&高齢者講習顛末記。
75歳以上の運転免許更新には、高齢者講習の他に、「認知機能検査」の受験が必要となっている。
検査結果が36点未満の方は、記憶力・判断力が低くなっていて「認知症のおそれあり」と判定され、臨時適性検査(専門医の診断)の受検又は診断書の提出が必要となる。
まず会場であるが、各地の自動車学校に委託してあるようで、何の疑いもなく、予約した筑後自動車運転免許試験場?に向かった。
試験場は免許更新する人で溢れ返っていたが、不親切にもほどがある、認知機能検査の案内がないのである。
やむなくその辺にいた案内係の人を捕まえて尋ね、とある窓口に向かったのだが、ここではやってないという。
そんなことがあり得るのか、と思ったが、ここは筑後自動車運転免許試験場で、筑後自動車学校ではないという。
(この勘違いはくしくも認知機能が相当衰えていることを突き付けるものであった)
もう時間がない、遅刻しそうだったが、自動車学校がたまたま運転免許試験場の隣でよかった。
開始までの時間、集った老人をウォッチング。
男女の比は1:2、人の事を偉そうに言えないが、男性はほぼ介護老人ホームといった体で、女性は足腰言動がおぼつかない人もいるがいくらか若い感じ、だがとにかく五月蝿い。
総じて自分を含めてこのような方達がこれから先3年間もまだ運転を続けようとしている現実に、背筋が凍る思いである。
さて、認知機能検査である。
36点(100点満点)以上で合格という恐ろしく低い点数が合格ラインという。
まず4種類のイラストが描かれたボードが4枚提示され、計16個のイラストを見せて覚えるように言われた後、それを忘れさせようとする別の検査(介入課題)=数字がランダムに書かれた表が示され、試験官の言った複数の数字をすべて消すという問題をさせられる。
その後メインの問題と思われる先ほどのイラストの名前をできるだけ書き出せという「手がかり再生」問題がある。
最後に日付や時間を書かせる「時間の見当識」問題が5問、以上である。
採点結果はほどなく示され、私自身は何故か上出来95点で、認知症でもパスする検査であることが示された。
(※試験問題をバラしていいのかと思うかもしれないが、公的な警察庁Webサイトをはじめ、ネット上に案内や情報が溢れている)


0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム