2017年2月2日木曜日

かねやま18年古酒


珍しく我楽多でない酒補強編。

沖縄在住の知人が所用で来福、いただく。
「西のスコッチ、東の泡盛」とも言われる泡盛、その限定古酒とは愉しみだ、イッヒィヒィ!

ここで「泡盛」について少し整理しておこう。

まずなぜ「泡盛」なのか。
原料起源説によれば、原料としてあわ(粟)を用いたとする説だ。現在でこそ泡盛はすべて米(タイ砕米)によって造られていますが、かつては粟でも造られていたという。
江戸時代の文献には、粟で焼酎を造ったので「あわもり(粟盛り)」といい、それが「泡盛」の名のもとになったと記してあるそうだ。
一方、「泡」由来説として、蒸留のしたてに、泡がさかんに盛り上がる様子から「泡盛」となったとする説がある。
その他に、薩摩藩が九州の焼酎との区別するために名付けたとする薩摩命名説、古代インド語で酒のことを「アワムリ」と呼んでいたとする梵語説などがある。

又、造ってから3年以上寝かせたものをクース(古酒)と呼び、長く寝かせ、熟成させることで酒の質が向上し、より味わい深い、おいしい酒になるのだ。
古酒だが、スコッチでもせいぜい50年が限度、ブランデーのコニャックには1700年代の古酒があるというが、これらウイスキーやブランデーの古酒は、樽詰めされて貯蔵されたものが、一度ビンに詰められると、そこで熟成は終わりになる。
しかし、泡盛の古酒は「しつぎ」という手法によって、とりわけ(甕)貯蔵によって、古酒の風味を保ちつつ、熟成をはかることができるという。

このようにして泡盛は、香りのあるまろやかな味に育つ可能性をもった酒なのだった。

さて、この「かねやま18年古酒」は、古酒の山川として名高い山川酒造の限定秘蔵酒!カカオのような古酒香に華やかで柔らかな味わいは、18年古酒ならではの甘みとコクを堪能できる逸品となっている。



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