春の七草
ファーマータナカの久々新農業講座、お題は「春の七草」。
この歳になると、刺激的な出会いはもとより、グルメ予定行事等リア充は皆目無く、昔日を懐かしむか、今日は何の日って思う位しか話題がない。
で、1月7日は五節句の一つ人日(じんじつ)、七草の節句だ。
「せりなずな・
ごぎょうはこべら・ほとけのざ・すずなすずしろ・春の七草」と、5・7・5のリズムで覚えた(覚えさせられた?)記憶が残っているが、今の子供はどうなんだろう。
個々の内容まではあいにく詳しく把握してないが、すずなは蕪(かぶ)すずしろは大根あたりは押さえておいて損はないだろう。
当たり前のようにスーパーに七草(粥)セットが並んでいるが、ファーマータナカが移住していた大分県だと、天ヶ瀬あたりが産地だったと思う。
当然だが、タイミングぴったりに自然に七草が生えてきて、自動的にパックになるわけではない。
季節商品なので、例えばクリスマスの苺のように、その時期に合わせて播種・加温・収穫等のタイムスケジュールが組んであるし、七草の場合当然年末年始の休みは返上で、百姓は出荷調製作業をする。
一般的野菜は、基本旬というものがあるが、現実市場では産地間リレーが確立されているし、品種改良も進んでいて、消費者は一年を通して苦労なく野菜を購入できる。
それでも農業は自然と生き物を相手にしているので、端境期や天候不良がつきもの、そこで個人的にはない頭を使って1年中作ってボロ儲けできないかとの、下衆の極み的発想で通年栽培にチャレンジしたが、身の程知らずとはこのこと、自然や神に立ち向かおうとすると、こっぴどい返り討ちに会うという教訓を得ることができたのであった。
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