無理難題
ファーマータナカの本棚。
知る人ぞ知る、したがって知らない人は知らない、「土屋賢二」という軽薄を絵に描いたような哲学者がいる。
元お茶の水大学教授でもあり、ジャスを愛し恐妻に怯える彼の会派は、その思想的浅薄さから消滅の危機にあり、仕方なく私が後継者を自認しているが、辞任も時間の問題だと言われている。
書評するまでもなく、駄洒落としか思えない著作の題名「妻と罰」「論より譲歩」「不要家族」「不良妻権」等が、読まなくても判る、或いは読むのは時間の無駄と示唆しているので、購入の必要性はミジンコみたいに微塵もなく、安上がりな本となっている。
(自分自身は最近はほぼほぼ図書館ですませているのに、性懲りもなく購入してしまった。ただこの本がもし図書館の蔵書となれば、圧倒的な市民の糾弾にあうだろう)
ところで、稀有なIQと性癖が幼少期から発現したファーマータナカは、哲学に耽溺した。
「飛ぶ矢は飛ばない」で有名なゼノンのパラドックスの誤謬を早々と喝破すると、アナクシマンドロスやアナクサゴラス、デモクリトスやクセノポンに影響を受けながら、密かに一大変態会派を形成しつつあるという。
しかし真に才能ある者は、いつの世も不遇だ。
市井の民に理解不能な生と死とコロナの苦悩、深淵な我が思想とその著作は、残念ながら、永遠に日の目を見る事は無いだろうが、痛い目には遭うだろう。
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