2021年3月28日日曜日

撞球

ファーマータナカの昔のゲーム「撞球」抄。

秋月で立ち寄ったアンティークショップに、ビリヤードの点数を数える「ソロバン」があった。
これを見て、何に使うのかわかる人は、今は少ないだろう。


浪人の頃、受験勉強用具が入った鞄を、開館早々の図書館に投げ捨てて、同級生の遊び人N氏と、軍資金はパチンコで稼ぎ、終日ビリヤード場に入り浸っていた。
バブルの頃再び流行った、当てた球をポケットに落とす「ナインボール」ではなく、自分の撞いた手球を的球に当てて得点を競うキャロムビリヤードの一種の「4つ球(玉)」が主流だった。

「ハスラー」という映画があったが、当時の現場はとてもカッコいいと言える雰囲気ではなかったが、レトロな昭和のビリヤード場には、たいていヤクザ崩れのような冴えない無口のオッサンがいて、煙草を咥えながら、神業的ショットで無言で球を当て続ける光景に、奇妙な憧れさえ持ったものだ。
キュー、チョーク、クッション、羅紗、マッセ、押し玉、引き玉、厚み…、ビリヤード用語も懐かしい。

それとは別に、女性とビリヤードという取り合わせ、その仕草・シルエット・胸元は、とても色っぽい。



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