メタセコイア
冷えた、今朝のスマホの示す気温は0℃だった。
街の銀杏並木はほぼ散った。
「生きた化石」と地学で習ったメタセコイア(たぶん)が、最後の踏ん張りを見せている。
数百万年前の日本の地層(世界で古いものでは何と6500万年前だって)から発見された化石と同じものが、100年程前に中国で現生種で発見され、その苗木が日本に持ち込まれたという。
「わが国のたちなほり来し年々に あけぼのすぎの木はのびにけり」
(昭和62年の歌会始で詠まれた御製、曙杉(あけぼのすぎ)はメタセコイアの和名)
「出前館」の配達員が、色付いた木の脇で、スマホで届け先を確認していた。
街中をあれほど走り回っていた自転車は、コロナ一段落のためかめっきり少なくなった。
年末にかけて、身内や知人やその周りで、事の大小は別にして、色んな事が起きている。
長いスパンにしろ短いスパンにしろ、脈々と刻々と、流れ動く時間を感じる。
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