ラグビー部
飲食店探訪熊本編。
1984年、今から丁度40年前 何の人脈も経験も資金もないファーマータナカは、久留米市の繁華街から一本外れた、その当時はほとんど人通りのない池町川沿いのビルの2階に、Cafe&Bar Farmer's Cabin をひっそりとオープンさせた。
今思えば、無謀の一言に尽きる。
あんな奴のあんなロケーションでやる店が到底成り立つはずはなく、どうせすぐに潰れるだろうと思われていた、というより誰も気にもかけていなかったという方が正確だろう。
営業時間は、当初確か11:00〜24:00だったが、昼夜営業で当然お酒も提供していたし、お客が帰らなければ、夜中の2〜3時否明け方までという日も珍しくない、それはもう滅茶苦茶ハードな日々でよく頑張れたものだと本人は自負している。
実際はカウンター越しに、挙句はカウンターのお客の隣でお客のバーボン🥃を飲んでいただけという、間違った分析をする人が多いのは困ったものだ。
ただ一方で、傍で身を粉にして黙々と働き続けたパートナーの存在を抜きにしてはこのお店の存在と存続は語れないという定説があってそれが伝説となった今、ファーマータナカはカミさんの地獄の責苦を一生背負っていく運命となったのである。
久留米市は、医者が多く大学の医学部もあって、飲食業界が今も昔も多分にその業界の存在に支えられているというのは周知の事実である。
結果的にはいろんな個人や団体のご贔屓によって何とかやり遂げることができたわけであるが、その中の重要な団体のひとつに、久留米大学医学部ラグビー🏉部の存在があった事は間違いない。
そのクラブのOB会的なものが、熊本市内で企画され、ありがたいことに声をかけていただいた。
出鱈目を絵に描いたような学生だった彼等は晴れて一ちょ前のドクターとなり、彼等に囲まれいまだにマスターと呼ばれお酒をいただけるとは、至福以外の何物でもなく、もう思い残すことはなく死んでもいい位である。
ただ、しつこくもう少し生きていそうな気配もあるので、熊本のみならず又各地で声をかけていただければ、貴方達のために老体に鞭打って重い腰を上げるのはやぶさかではなく、そこんとこをよろしく頼む次第である。
熊本市下通り@菜な.みずき
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