SNS選挙
今日のキーワード「SNS選挙」。
投票日である。
人々の選挙に関する情報の入手先はすっかり様変わりし、今まさにSNS選挙と言われる時代になった。
そういえば確かにこのところ、自分のSNSタイムラインに流れてくる情報の偏りや過激さが異常だ。
これは、【フィルターバブル】により、自分の好む情報ばかりが流れてきて、多様な意見から隔離されやすくなっており、なおかつ【エコーチェンバー】により、同じような意見が、とざされた空間の中で反響して大きくなっているからだという。
そしてそれを支えているのが、【アテンションエコノミー】という、情報の質よりも人々の関心や注目を集めた方が経済的利益が大きくなるため、収益目的で刺激的なフェイク記事を投稿する人が多数現れてきたためであるという。
この異常な状況に対応する方策もあったので合わせて紹介する。
※語句解説
【フィルターバブル】SNSでは、検索や閲覧履歴などの分析から「おすすめ投稿」が次々と表示される。すると、まるでユーザーが泡(バブル)の中に閉じ込められたかのように自分の関心事に近い情報ばかりに接することになってしまう。
【エコーチェンバー】SNSで自分と似た興味・関心を持つ別のユーザー(アカウント)とメッセージのやり取りを繰り返していくうちに、特定の意見や思想が強化され、増幅していくこと。他の意見に触れることが少なくなり、「絶対に正しい」といった思い込みが強くなる。
【アテンションエコノミー】SNSによっては、閲覧数に応じてお金が支払われるシステムがある。このため、収益目的で「切り抜き動画」を作成する人が出てきた。こうした動画の中にはユーザーの関心を引くために虚偽の内容や刺激的な文言を交えた、問題のあるものが多々ある。
【やさしく解説】過熱するSNS選挙◆専門家に聞く「フェイクニュース」「切り抜き動画」との向き合い方




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