2020年10月5日月曜日

松笠

 古希を迎えながら、いまだにあくせくとした日常の切れ間、松笠見つけた。

松ぼっくり松ふぐりともいい、晩秋の季語なのだが、実のところは松ぼっくりは一年中松についてい、そして一年中落ちてくるというしろもの。
松の雌花が受粉してから松ぼっくりを形成するまで、なんと約二年もかかるとの事だ。

しかし粋人の目の付け所は半歩先を行く。
ならばと青松笠を探してみる。
新松子(しんちぢり)ともいい、今年新しく出来た松の実のことだ。
うーんまだこれからなのか、やっと一個だけ見つけた。

だからどうしたと、無粋な事は云わぬよう。
(10月はBreast cancer Awareness Month、awarenessとは「気づき」のことだそうだ)




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