2016年11月16日水曜日

ゆく河の流れは絶えずして


ああ無常・・・。

片ノ瀬温泉そばにある筑後川橋(通称:片の瀬橋)の下に公園があって、そこから川辺に降りてみた。
泡沫が見えた。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
(鴨長明:方丈記より)
行く川の流れは絶えなくて、それでいて(そこにある水は)もとの水ではない。
淀みに浮かぶあわは、一方では消え、一方ではまた出来て、長くとどまっている例はない。
この世にいる人間と住処とが、やはりこのようなものである。


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