2017年11月11日土曜日

海と毒薬

「海と毒薬」は、1986年制作の日本映画で原作は遠藤周作の同名小説、全編白黒作品。
1987年の第37回ベルリン国際映画祭・銀熊賞審査員グランプリ部門受賞作。
1986年度の第60回キネマ旬報ベストテン日本映画第1位及び日本映画監督賞受賞作。

戦争という極限状況下の設定で、生体解剖という戦争犯罪の人間の残虐さと不気味さを描いているが、現代の医学会ひいては人間社会にも通底するテーマだ。
モノクロ映画なのに、特に手術シーンはリアリズムに溢れている。
人間の原罪を問う遠藤周作の代表作。




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