ファーマータナカの本棚。
死に急いでいるわけではない、むしろ何とか生きながらえたい。
大層な辞世の句なんて詠まない、というかきっと詠めない。
それでも、偉人達の死に際の心の有り様、ちょいと気になる歳になった。
本の中から、十辺舎一九の一句を紹介する。
「この世をば どりゃお暇(いとま)に
線香の 煙とともに 灰左様なら」
(この世という所から、それじゃあいなくなろうかねえ、線香といっしょに最後は灰になりながら、ハイさようなら)
放蕩と飲酒の挙句、度重なる離縁や目や中風の病気と不遇な晩年、それでも辞世にかます最後っ屁、師匠と呼びたい。
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