古稀の夜

 「年に一度の事だから夜の会食でおもてなししたい」とのたっての希望は、「偶には外でビールの2、3杯でも飲みに連れて行ってよ」とイコールなわけで、段取りは全て私めがさせていただくのが世の常で、こんな時期なので個室予約はしたのですが、高齢で食が細くコースとかはどうせ食べきれないのでアラカルトの数品でよかろうと手を抜いたのが不運、「コロナでメニューを絞っています」と見せられたB5のラミネート入りのメニュー表は、例えば角打ちでつまむ肴より貧弱で、例の如くぶつぶつたらたらくどくどを余すことなく拝聴させていただけた、とても有意義な古稀の夜でした、お母様有難し。