言の葉
「やまとうたは ひとのこころをたねとして よろづのことの葉とぞなりける」
~ 紀貫之「古今和歌集」仮名序
昔、コピーライターに憧れていた。
言の葉を、魔法みたいに格好良く、操りたいと思った。
今ではさんざん叩かれている「D 社」が第一志望だった。
もちろん無能で無謀な挑戦は、敢えなく散った。
夢が叶う理想の世界に生きられれば、それはきっと正解だろう。
夢が叶わぬ現世を生きるのが、いわば別解の人生。
ほとんどの人が別解の世界に生きている。
その世界にはらはらと舞い降りる言の葉の、
そのひとつひとつを気まぐれに細々と、
拾い紡いでゆくとするか。
※【 博報堂 】
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