メタセコイア
「わが国のたちなほり来し年々にあけぼのすぎの木はのびにけり」(~昭和天皇)
年が明けてのほんの数日前、初めての積雪前の、メタセコイアの最後の落葉。
メタセコイアは、ヒノキ科メタセコイア属の針葉樹で中国が原産地、和名はアケボノスギ。
左右対称に隙間なくギッシリと付いていた細長い羽のような無数の葉が、道路一面を濃いレンガ色に染めていた。
紅葉は、もみじやイチョウがポピュラーだけど、このメタセコイアも例えば冬ソナのナミソムとか滋賀のマキノとか圧巻の並木道があり、この秋の紅葉狩りでも意外にあちこちに点在していて、その勇壮な立ち姿は僕らを存分に楽しませてくれた。
生きた化石と昔習ったが、本当に絶滅種とされていたのだが、1946年に中国の四川省で生きたメタセコイアの木が発見され、米国の古生物学者が種子を採集しその後米国で苗木が殖やされ、1950年に100本の苗木が日本へ贈られたのが、これほどまでに育ち拡がったんだそうだ。
大半の針葉樹は常緑なのだが、メタセコイアは針葉樹でありながら紅葉し落葉する。
体感温度が明らかに低い、本格的冬の到来だ。
@小頭町公園
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