2025年9月10日水曜日

老後

今日の相談「老後」。

ひと回り以上歳下の弟子というか飲み友というか遊び友達がいて、年に何回か降って湧いたようにお誘いの連絡がある。
いつもは当然夕方から会いたい(=飲みたい)と言ういうのに、どうしたことかお昼に会いたいと言う。

かいつまんで言うと用件は、「このままこんな生活を続けていていいのだろうか、ふと不安になった。」と言うのである。

まず、相談する人を間違っている。
そして気づくのが遅い。

彼は事情があって早期退職、ゴルフ三昧食べ放題飲み放題のやりっぱなしの毎日で、年金は60歳からの繰り上げ支給、体重は88kg。
最近やっと行政のある外郭団体のバイトを見つけて月10万円程度の収入はある。
自己所有マンションで母と同居、貯金は1,000万円程度で、今のところ何とか目減りはしてないという。

まず老後2,000万円問題の概要、すなわち高齢無職世帯のモデルケース(公的年金による月収が平均約21万円に対し、支出は平均約26万円とされ、毎月約5万円の赤字が発生することになり、この赤字が65歳以降の30年間続くと、5万円 × 12ヶ月 × 30年 = 約2000万円の資金を必要とする計算)のおさらい。

それからすぐ発生可能性が高い、親の健康状態の悪化・介護・施設入居のこと、それどころか本人の健康上金銭上のリスクを、自分の例も引きあいに出しながら偉そうに一通り説明したら、徹底的に落ち込んで帰っていった。


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