靴は濡れ、荷は重く、視界は白く霞んでいる。それでも歩いている——なぜ今さら、と思わぬでもない。雨の山路で、ちょっとだけ足を止める。サクラツツジ。桜の名を持ちながら、人知れず、静かに咲いている。長いものと、短いもの。数千年の命を仰ぎに行く途中で、ほんのひと季の花に見入っている自分。雨はやまない。それでも歩く。いや、歩くしかない。五月のはじまり。濡れながら歩き、又何かに出会い、又立ち止まろうか。
ファーマータナカ さんの投稿 @ 5月 01, 2026 0 件のコメント
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