2026年8月17日月曜日

蝉の殻

蝉の抜け殻を見つけた。

抜け殻、貝殻、吸殻、亡き殻・・・。

「殻」とは、何かが抜けたあとに残るものなのだろう。
抜けるものは、生身の身体であったり、あるいは魂であったりする。

不思議なのは、何も残っていないはずの殻に、かつてそこにあった「何か」の存在を感じること。

季節の移ろい、世の移ろい、そして老い。

夏はまだ盛り。
蝉は鳴き続けている。

小さな夏の置き手紙。

抜け殻の まだ陽を抱く 夏の朝
蝉の殻 空なるものの 重さかな
蝉の殻 そこにいないと そこにいる
 〜 腐阿魔多難禍



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