2022年4月23日土曜日

ジン

ファーマータナカの中高年のためのお酒学び直し講座開講記念特別講演文字起こし。

僕等良識ある大人は、単なる酒好き●好きオヤジの烙印を跳ね返すための知ったかぶりが、殊の外重要だ。
ここに、薄っぺらな知識武装により、その場しのぎのお手伝いを再び決意するものである。

日本はこれでも頑張っている。
ウイスキーもワインも日本酒も焼酎も、それぞれ事情があって長い不遇の時代を這うように生きてきた。
それが今では、国産ワインやジンでさえも、高い評価を受ける時代となってきている。
混ぜ物だとか偽物だとか物まねだとかの真っ当な批判にもめげず今があるのは、命を削って飲み続けてきた我等中高年の単なる惰性の賜物だろう。

先日八女市の酒造を訪れた時、クラフトジンなるのもを見つけた。
ワインや日本酒の4合瓶だと何とか飲み干すことはできるが、スピリッツ1本飲み干すにはきついものがある。
又しても収集癖が災いして不良在庫を増やす羽目に陥っており、相続争いは熾烈を極めんだろう。

いつもの調子で前置きが長くなるので、この位にしておいてやる。
今日はジンに関するポイントを2つだけ抑えておこう。

ジンにはいくつかのスタイルがあってその定義は微妙に異なるのだが、外せないのがあの独特の香りというか風味の由来である、ジュニパーベリーだ。
ジュニパーベリー Juniper berry とは、西洋ねずと呼ばれる針葉樹から採れる実のことで、その風味はしばしばウッディ woody と表現され、ほんのりビター bitter でハーバル herbal な香りが特徴だ。

次に今流行りのボタニカルという言葉も抑えておこう。
ボタニカル Botanical とは本来植物の植物性の植物学のという意味の英語の形容詞だが、ジンはジュニパーベリーは必須の、ボタニカル=ハーブ・スパイス・果皮などを使用するお酒という理解でいいだろう。
通常ジンでは5〜10種程度のボタニカルを使用して、それぞれ独特の風味を出している。

ということで飲兵衛諸氏は、今後の不定期投稿を期待しないで待たれたし。



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