育てられない母親たち
ファーマータナカの本棚「育てられない母親たち」。
週末や年末の SC 等が端的な例だが、巷では幸せそうな親子(母子が多いが)や爺婆と孫が、笑顔で語らいながら買物や食事を楽しんでいる。
いつも思うことだが、ひょっとして日本の家族や家庭は平和で幸せなのではと、思わず錯覚してしまう。
数字と関連語句の羅列にとどめるが、余りにも複雑で理不尽な事情がからみあっている。
気持良い読後感も、万々歳の解決策も無いが、現実をまず知り、向き合わなければならぬ。
親と暮らせない子4万人、児童相談所相談件数13万件、発達障害の割合15人に1人。
虐待、DV連鎖、共依存、レイプ、知的障害、聴覚障害、感覚過敏、発達障害、毒親、育児放棄、外国人労働、児童労働、セクシャルマイノリティー、ヤクザ、麻薬覚醒剤、依存症、特別養子縁組、妊娠依存症(妊娠出産の幸福感を味わうため出産を繰り返す)、親子再統合(親子を再び一緒の生活に戻す事、賛否有)、代理ミュンヒハンセン症候群(わざと危害を加えて世話をして自分を良く見せようとする)…。
本のタイトルは母親となっているが、逃げ得の男側父親側の問題も大きい。
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