2022年1月22日土曜日

サラダ菜

明日は雨予報でどうなるかわからないが、仲間と低山行きの予定が入っている。
甘っちょろい政治的失望から、長いこと選挙権を行使しない時期があった。
それが歳を取ってからはテクテク出かけるようになり、蟻の一穴には到底なれないと解ってはいても、我ながら真面目になったものだ。
てなわけで、昨日は市役所に市長選の期日前投票に行ってきた。

そこにこのポスター「サラダ菜」、なつかしい。

1997年夏、大分県日田郡上津江村(現日田市)の外れの若林農地というところに新規就農者として入植し、農業を始めた。
その時栽培していた野菜がこれである。

綿密な調査と研究によりこの野菜を選定した、と言いたいところだが、何のことはない、当時村営の水耕栽培施設をリースで借り受けて、行き当たりばったりで始めたのである。
ポスターの下部にも書かれているが、日本でのサラダ菜はほとんどが水耕栽培だ。
確か東京近郊の千葉県が一大産地だった。
そして、土耕栽培の全国的に有名な産地が何とこれ(ここ)だったのであり、東京市場まで出荷していた。

反対に我がサラダ菜の市場価格は安い時はホントに1円、あなたの野菜はいりませんという意味である。
ビックリたまげて早速あちこちの市場に営業に飛び回ってみると、ほぼすべての市場は、我が出身地といっていいところのこの巨大ブランドに独占されていて、ロット・価格・品質・政治力等全てにおいて圧倒的な力を誇っていた。
わざわざ大分県の山奥まで行って、地元のガリバーに喧嘩を打った(相手にされていない)結末は、過去のブログ等にもいくらか書いているし、又機会があれば紹介したい。

レタスには結球型と非結球型があり、何故植物工場(人工光と太陽光利用型がある)では非結球型がほとんどなのか、又無農薬で高回転率で省力化の植物工場が何故うまくいかないのか等も、なかなか興味深いところなのだが、長くなるので別稿に譲ろう。



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