2024年6月27日木曜日

天文館の巨大なアーケードを輝國神社の方に抜ける
背後の城山の森の緑がたっぷりと水を含んで煙っている
梅雨の境内には観光客と覚しき若い二人連れの女性しかいない
時折スマホをかざす彼女らの姿が何故か風景に溶け込んで絵になっている
隣の地味目の社(やしろ)護國神社頓宮の前でちょっと眼が合う
二言三言自然に言葉を交わす
この辺りから鶴丸城跡へ通じる歴史と文化の道はとても静謐で趣が有る
西郷隆盛銅像を過ぎると思わず堀一面の蓮の花に出会す
日本最大の城門という威風堂々たる御楼門の橋の上に立ってもう一度堀を見やる
淤泥の現世から束の間極楽浄土を見る
(例によって遊んでくれる人おらずふらりと独り旅)


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