能
今日の古典芸能「能」。
知人のおすすめで、恥ずかしながら初めて「能」なるものを鑑賞した。
いくら何でも全くの予備知識無しでは訳がわからんだろうと、ほんの少しだけ関連情報に触れて行った。
能楽は、その芸術性の根幹において、観客に多くの想像力を委ねる「引き算の芸術」だとあった。
簡素な様式美の舞台装置(それはそれで荘厳であった)の上に、独特の「型」や「構え」や「擦り足」があった。
「謡(うたい)」と「舞(まい)」が「囃子(はやし)」に乗って披露される、確かにゆったりと流れる時間と空間がそこにはあった。
現世で消耗しきった己の集中力や想像力や創造力が、問われているのでもあったろう。
うーん、魂の浄化と開放は、遥か彼方であるようだ。
特筆すべきは、今流行りの!本物の人間国宝(大槻文蔵)が見れたことだ。
それにしても、観客の大半はおば様やお婆様である。
おじ様お爺様は何処で何をしておるのだろう。
能「富士太鼓」@神崎千代田文化会館(はんぎーホール)by 多久島紀子


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