2026年7月4日土曜日

しのわ

飲食店探訪「しのわ」。

暖簾は布ではない。
その人が積み重ねた歳月であり、譲らなかった信念であり、迎え続けた客との約束である。
豚骨王国・久留米で、無化調の醤油ラーメンという細い道を24年間歩き続けた。
誰も歩かない道だからこそ、その足跡は深く残る。
私が40数年前飲食店を始めた頃から顔見知りである店主。
酒を知り、ワインを知り、味を知り、人を知る方であった。
昨日のぞいた店は、暖簾を下ろすと聞いて別れを惜しむ人が絶えなかった。
人気店だからではなく、誠実に生きた人の最後を見届けたいという、お客さん一人ひとりの想いだったのであろう。
暖簾は下りても、その志まで下りることはきっとない。
24年間、本当にお疲れ様でした。
 〜お店に立ち続けることの苦労と喜びを知る一元同業者、そしてこよなくお酒を愛する一仲間からのメッセージとして


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