閉店
街角ウォッチング。
糸がプツンと切れたのである。
種火がスっと消えたのである。
突然という言葉がそう言っている。
すべてがコロナのせいとは言えないが、コロナがトリガーとなったのは間違いない。
商いはやめる前提では始めない。
意気揚々と、商売繁盛間違いなしと始めるものだ。
結果、脈々と、だらだらと、あるいは細々とやってきたのか、知る由もない。
1.5万回トイレを掃除し、1.5万種お通しを作り、1.5万回暖簾を掛け、1.5万回灯りを消した。
だらしないが、気のいいオヤジだったかもしれない。
気丈夫なおカミさんがいたかもしれない。
国民年金は雀の涙だ。
見知らぬ一人の男の人生とは何だったのかを、ふと思う。
コロナ関連の倒産廃業の最多業種は飲食業が断トツで、建設・工事業、ホテル・旅館、アパレル・小売店と続く。
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