手続き
アナログ親父のデジタル奮闘玉砕記。
母の身体機能は徐々に低下しているのは間違いないし、当然認知機能については記憶や判断や学習能力の低下はあるものの、自己正当化・屁理屈・口答えなどは何でか老いてなお盛んである。
親子での老老介護の時代の到来であるが、すでに我々は夫婦での老老介護の歳でもある。
諸事情があって、住まいの一室にエアコンを設置することになった。
追加の設置費用がかかることになり、カミさんはその費用を私名義の銀行口座から引き出すためにお出かけになられた。
戻られてすぐ大騒ぎをなされることとなる。
何でも引き出した現金と通帳とキャッシュカードを入れた封筒がそっくりそのまま見当たらないというのである。
残高が超高額(嘘です)であるため、心房細動の心臓バクバクを辛抱しながら、何とかご自分で通帳とキャッシュカードのストップ処置はなされたという。
カミさん曰く最近とみに自覚症状として記憶障害が激しいとの事。
ただ短期記憶はともかく、貴方は過去あの時どうたらこうたらとか、大体貴方はトンデモない奴だとかは昨日の事のように的確に蒸し返される。
本題に戻るが、銀行→コンビニ→図書館→100円ショップの経路(よくウロウロするものだ)の追跡と、手分けして置き忘れがなかったの確認(カミさんはTELで、私は自転車で)。
今後の対応についてがいよいよデシタルの登場である。
「かんたん手続アプリ」というものを紹介され、のちの手続き(紛失・再発行・発見等)はそちらでして下さいとの事。
私名義の口座だから手続するのは当然私である。
例によってこの手のアプリは、まず確認コードの入力、そして本人確認である。
マイナンバーカードを作っていないので運転免許証による本人確認ということで、難関の免許証の2つの暗証番号の入力、そして自分の顔の自撮りのシャッターがなかなかおりない(顔がデカいor悪い?)のに悪戦苦闘したというお粗末である。
あっ、言い忘れましたが、封筒は自宅のテーブルの端の方にちゃんと置いてありました。
「人騒がせ」だなんてもちろん口が裂けても言えません。
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