2022年1月18日火曜日

災害救助犬

NPO法人日本レスキュー協会の方の話を聞く機会を得た。

何せ素人である。
災害や遭難の場面で活躍する災害救助犬の事、常々疑問に思っていた。
いくら嗅覚が鋭い(人間の1万倍とも)からって、瓦礫や土砂や広い山林の中で、どうして行方不明者が捜せるのだろうって。

聞いて納得、災害救助犬にとって捜索は楽しい遊び、或いは遊びの延長であり、楽しみながらやっているという。
もちろんそうなるには、意欲付け服従訓練と厳しい訓練を行っていく(2~3年)のだが、簡単に言うと、「かくれんぼ」の鬼役が大好きになるように訓練された犬ということらしい。
見つけて吠えると、ハンドラー(指導主)からのご褒美がもらえる。
通行中作業中休憩中等普通の状態の人は、かくれんぼの相手ではなく、隠れたり倒れたりしゃがんだりしている人=行方不明者が、かくれんぼの相手ということだ。

特定の人を追う警察犬と、不特定の人を追う災害救助犬の比較も記しておく。
警察犬:災害救助犬
 足跡等の固定臭をたどる:空気中に漂う人の浮遊臭を追う
 足跡臭がないと辿れない:体臭呼気で辿る 
 川を渡れば足跡は途切れる:風下であれば辿れる
 特定臭のみを辿っていく:人を限定せずに探せる
 持ち物等の原臭が必要:特定原臭は必要ない

いやー参った、そして大変だろうが可愛すぎる。
NPO法人日本レスキュー協会








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