文楽
今日の伝統芸能「文楽」。
先日も、縁あって「能」を鑑賞したが、今回は「文楽」にチャレンジ。
歳を取ったからか呆けてきたからか、今頃になって古典芸能にちょっと興味が湧くというか惹かれるようになった。
「文楽」は大阪で生まれた伝統芸能、ユネスコ無形文化遺産でもある。
一体の人形を三人で操り、三味線の演奏とともに、大夫(たゆう)が語る人形芝居。
兎角、伝統芸能は、敷居が高く難しい印象がある。
だが江戸時代の町人文化(上方)を背景に発展した芸能であり、ジャンルは大きく「時代物」「世話物」で、特に「世話物」では、例えば、恋の手本とか、家庭を顧みないダメ男のゲス不倫とか、三角関係とか、ワンナイトラブとか、逆切れ殺人とか(いずれも竹本織大夫著「文楽のすゝめ」より)らしいから、少し嵌れば意外に楽しめる可能性もある。
ただ初見では、多少の俄か知識を仕入れて行っても、特に義太夫節で語られる床本(台本)の内容の大半が理解できない。
それでも、大夫の語りの抑揚と三味線の醸し出す情景と情感が、人形の巧みで繊細な動きと三位一体となるところは、体感することができた。
例によって、観客が有閑階級のおば様ばっかりに映るのは、ダメ親父の偏見か。
文楽の魅力を紹介する動画があったので、コメント欄に貼っておく。


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