困った世の中になったものよ。
「古の七の賢しき人たちも欲りせし物は酒にしあるらし」
(読み:いにしへのななのさかしきひとたちもほりせしものはさけにしあるらし)
(現代語訳:むかしの竹林の七賢でさえ欲したのは、酒だったんだよ)
萬葉集に「大宰帥大伴卿の酒を讃めし歌十三首」と書かれた酒を讃ほめる歌たち、すなわち讃酒歌がある。
大宰帥大伴卿とは当時大宰府の長官だった大伴旅人のこと。
その心境よく解る(つもり)。
令和の歌人の心境が、令和4年の凡人の心境とダブる。
世に惨禍は溢れ、憂さを晴らそうにも店は閉まっとるし、こうなりゃ竹林で杯を片手に朋友と、世を憂いながら知をもてあそびたい心境だ。
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