生ききる
ファーマータナカの本棚「生ききる ある往診医の看取りアンナイト(著)阿倍 丈太郎」。
知人でFBの友達にもなっている、阿倍というドクターがいる。
私は時たま、FBに長めの駄文を投稿することがあり、何人かの友達から、「無駄に長い。」と速攻お叱りのコメントを貰うことがある。
その彼も、職業柄時々患者がらみの長文のエピソード等を投稿することがあった。
私と違うのは、医者という立場上「生と死」という普遍的テーマを軸に据えているのでカッコいいこと、だがテーマもさることながら、実話に基づくその着眼点、構成や起承転結の鮮やかさ、そして止(とど)めの感動の涙でもって、その長文の投稿を一気読みさせるところであった。
自称物書きの端くれとして、二足の草鞋を履いているような彼に、ただの強面の飲んだくれ医者ではない、ひょっとして只者ではない(ほんとに医者をする暇があるのだろうか?)のではと、ちょっと嫉妬もしたのである。
案の定であった。
その彼が、何と本を出版しやがった、先を越された(かといって私にあとを追いかける力はないけどw)
その彼とはほんの少し共通項もある。
酒(私は嗜むが彼は浴びる)と北海道(移住の経験)とラブラドール・レトリーバー(私は飼ってた愛犬の友達で彼は主人)である。
もちろん彼は、その他に、例えばラグビーとかオートバイとか車とか映画とか音楽とか文学とか、とにかく私と違って引出しが多く奥が深い、よってしたためられた文章が面白くないはずがない。
彼は、在宅医療という特殊な医療現場で、なんと20年で1,000人の看取りに立ち会ったという。
並の神経の持ち主では到底務まらないだろう、タフガイである。
現場での更なる活躍とともに、出版したばっかりだが、続編をも期待するものである。
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