2026年2月22日日曜日

白寿

一昨日の誕生日祝い「白寿」。

一昨日、母は「白寿」を迎えた。
九十九歳。
白に一を足せば百になる、その一歩手前の年齢である。

久留米では知られた老舗、銀のすぷーん 久留米シティプラザ店。
無人販売と喫茶を併設して、静かにリニューアルしていた。

選んだのは、いちごのカップケーキ。
一見ささやかだが、これでも税込九百四十円。
ホールは食べきれない。
キャンドルを九十九本立てても、吹き消す肺活量はもうない。

週に何度か、雨の日も槍の日も、
洗濯物や間食を大きなバックパックにこれでもかというほど詰め込み、
坂を上り下りしながらクロスバイクで施設へ向かう。
ショートケーキでは、きっと途中で形を失う。
だから、この選択になった。

キャンドルはハッピーバースデーの音楽付き、
Seriaで調達した百円のささやかな祝砲である。

普段は和菓子を好む人だが、
その日は意外にも、ぺろりと平らげた。

帰り際、柄にもなく言った。
「来年は百寿だね。」
そのとき、久しぶりに、確かな笑顔を見た。



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