石山寺
今日のお寺「石山寺」。
コンサート後の滋賀〜奈良〜京都へのプチトリップ。
旅の始め、大津市にある、国宝の「石山寺」に立つ。
~ 雨の石段、その先に千年のロマンを観て ~
雨に濡れた長い石段。
苔むした岩、幾重にも重なる木々の枝。
傘を差して一段ずつ登る先に、千年の祈りが息づいている。
奈良時代に開かれた古刹は、平安の世には貴族たちの信仰を集め、紫式部が『源氏物語』の着想を得た場所とも伝えられる。
十五夜の月を見つめた紫式部。
その月の下で、どんな物語が心に浮かんだのだろう。
千年後の今日、月の代わりに降る雨。
けれど、静かな山寺に身を置けば、時を隔てた人の心が、ほんの少し近づく気がする。
人は去り、時代は移り、物語だけが残る。
雨の石山寺。
ここでは、歴史は過去ではなく、今も静かに続いている。
石山寺@滋賀県大津市



