この場合、ドライバーを注視し、目が合って先に行ってもいいよという合図や目くばせを確認してからでないと、車の前を先に横断することはない。
この運転手、左を全然見てないな、ひょっとしてそのまま出て来たりしてとの不安も過ぎり、一旦停止して待っていた。
すると案の定、車が途切れた瞬間、ハンドルを大きく左に切って急発進、我がBIKEの前輪が一瞬で巻き込まれて無残にも大破、が不死身のファーマータナカはなな何と無傷であった。
自分の体の心配をよそに、この時の脳裏に浮かんだ、「これで新車が手に入るうえ、予期せぬボーナス支給か」と思いを巡らす冷静沈着さは、我ながら特筆に値する。
唯一の不安材料である、自転車の右側通行については無視を決め込み、過失割合は100:0を声高に叫ぶ。
後付けだが、「この場合の過失割合は自転車の走行前提で、車側過失:自転車側過失=90:10 が基本、自転車に何らか過失があると、車:自転車= 85:15 と修正される(見通しのよい交差点では修正されない)が、反対に何らかの車の過失あれば更に車に加算され 95:5 となる」とあるので、こちらが完全停止なら、100:0もあながち法外な主張でもなかった。
その昔、信号待ちしている時にトラックから激しく追突された事案、路上の落石にぶつかってガードレールに激突した事案でも、甚だしい成果を勝ち取っている実績があるので、今回も正義は勝つだろうと推測された。
しかし現実には、満額でも減価償却後の価額(二束三文)の保証が原則であり、+αの上乗せを勝ち取っても、どうやら手出しとなる公算が高そうだ。
本格的ロードレーサーに比べれば、へみたいなクロスバイクだけど、それでもお気に入りのイタリア製GIOSから、結果的に更にコスパ優先のGIANTへのグレードダウン。
BIKE自体については、後述したい。